今年は宗教改革500周年記念です

町の所々にこのユニークな広告を見かけて思わず頰が緩みました。バッハがサングラスを掛けてTシャツを着てクールなポーズを取ってるではありませんか。そしてTシャツには宗教改革のヒーロー、ルターの顔がデーン(笑)今年2017年は、ドイツの宗教改革の火蓋を切ったマルティンルターがローマ教会のやり方に抗議してヴィッテンベルクの教会の門扉に95ヶ条の論題を打ち付けてから500周年記念になります。ルターが95ヶ条の論題を打ち付けたのは何年だったか、学校の世界史の試験に必ず出て来ますよね。そこのあなた、何年だったか覚えてますか(笑)、ま、500周年と書いてるんだから、2017から500引けばいいだけのことだけど(笑)1517年10月31日だったそうです。

500周年記念で、ドイツ各地で色々と記念行事が催されているようですが、バッハが亡くなるまで27年間暮らしていたライプツィヒでも宗教改革500周年記念の催し物が色々あるらしくその広告のようでした。ルターとライプツィヒの歴史的な関わり合いも大きかったのですよ。1519年にライプツィヒでルターが神学者と公開討論を行い、その討論中の発言によって思想的だけでなく政治闘争の様相を帯びてくるようになったのですよね。

バッハはルターを信奉していたそうです。ルターは15、16世紀の人、バッハは17、18世紀の人で、200年程時代がずれているのですが、この広告に書かれてる言葉が面白いのですよ。200年もの歳月が2人を離していなかったとしたら、ヨハンセバスチャンバッハとマルティンルターはおそらく最高の親友になっていたでしょう。2017年、ライプツィヒで催される宗教改革500周年記念の数多くの催し物で二人に出会えるでしょう。。。ね、なかなか粋な宣伝文句でしょう。

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ちなみにルターが城の城主に匿われて、一般の民衆が理解できるようにと聖書を訳していたヴァルトブルク城を訪れたことがあります。ヴァルトブルク城はバッハの生まれた町アイゼナハの直ぐ近くにあるんですよ。ルターはあの膨大なページ数の新約聖書をたったの11週間で翻訳したそうです。すごいですよね。しかも素晴らしい文章力なんですよ。

ルターは素晴らしい名言もたくさん残しています。その内の幾つかを。

「いくら知恵があっても、これを使う勇気が無ければ、何の役にも立たないように
いくら信仰が篤くても、希望が無ければ、何の価値もない」

「希望は強い勇気であり、新たな意志である」

「死は人生の終末ではない。生涯の完成である」

「たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える」


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Commented by London Caller at 2017-04-02 07:37 x
>ローマ教会のやり方に抗議

偶然ですね!イギリスも同じですよ。
でもドイツよりちょっと遅かったです。
そしてルーテル教会ではありません。
イギリス国教会です。
ローマ教会はスコットランドでもっと人気がありますよ。
スコットランドはやっぱり親欧派ですね。^^;

ブレグジットの結果に不満をよく言うスコットランドの政治家スタージョンが新しい独立投票が欲しいです。
でも私はわからないこともあります。
もしほんとうにイギリスから独立したら、なんでブリュッセルに政権を降伏しますか?

ブレグジットについてEUとの高い離婚費をはらわないと、新しい貿易条件は相談できません。あはは〜
でも実はイギリスはEUへの貢献はEUからもらったお金はもっと多いんですよね。
イギリスはなくて、ドイツやオランダやスウェーデン、もっとEUにお金を注入するでしょうね。

でも民主できる国、ほんとうにいいです。
スコットランド独立投票、あげました。
脱欧投票、あげました。

いつ欧州のほかの国の国民の声も聞いて、
なにか投票の機会がありますか?
じゃまずスペインのカタルーニャ州とかバスク州の独立投票を行っていいでしょうか?^^;
Commented by sternenlied2 at 2017-04-02 16:31
London Callerさん、ローマ教皇庁から独立して
イギリス国教会が成立された理由は
ヘンリー8世の離婚問題だと聞いてますが。
昔リチャード・バートンがヘンリー8世を演じた
「1000日のアン」という映画を見たことがありますが、
その映画の中にもその場面がありました。
スコットランドにはカトリックが多いのですね。

スタージョンは今に限らず、16歳の時にスコットランド国民党に入党して以来
ずっとスコットランド独立を訴え続けているそうですよね。
スコットランドの独立は彼女のパッションなんでしょうね。
英国の他の地域と対等な本物のパートナーシップを確保し、
欧州とも独自の関係を確保することができるような独立国家を
目指しているそうですが、
色々と思い通りにいかない問題が起こってくるでしょうね。
ブレグジットをめぐって新たな関係性の中で今後どういう展開になっていくのか。。。
色んな意味で変動の時代ですね。グロバール世界の反動ですね。
将来、バスクのような小さな土地も独立するようなことが起こり得るでしょうか。
北海道が独立したいと言っていたことがあったとか(笑)




Commented by iwamoto at 2017-04-02 18:51 x
そのアン・ブーリンの映画は見ました。
リチャード・バートン、良いですよね。
ヘンリー8世のことは、ハーマンズ・ハーミッツの歌で知りました。
凄い発音だねと思いましたよ、イギリス訛り?

わたしが深くイギリスの音楽を愛しているのは、ヘンリー8世とアン・ブーリンのお陰という部分があることを、後に知ることとなりました。

London Callerさんは自動翻訳?
Commented by blackfacesheep2 at 2017-04-02 22:36
わはは~、このTシャツ、いいですねえ♪
まじめなことを、ポップにやる・・・なんとなくドイツ人っぽいです。^^
宗教改革って、西洋史的にみるとかなり大きな出来事ですね。
中世から近代への流れは、宗教改革から始まった・・・
なんとなくそんな気がします。
教会の権力が強かった時代から、市民意識に目覚める時代って言う感じでしょうか。
Commented by Cakeater at 2017-04-02 23:32 x
政教分離以前の経典内容というのは一種の特権知識だったわけで、それを上級支配者側が都合よく引き出して俗=下級支配者に論理を押し付けるというところを、世俗語で下級支配者が読めるようにする(そこで初めて論理を戦わせられるようになる)ということが目的だったから、城主が「宗教改革者たち」を庇護したんだと思ってます。民衆はほとんど無字だったわけですから。城主たちでも、読めないものがいっぱいいたのは、現在の日本の歴代首相(演説文にルビふってもらってる)とか某大国大統領みたいなのがいるわけですから、まちがいない。城主とその側近たちが会話する言葉を神の権威と同レベルの言葉に格上げするための準備作業だったと思ってます。決して民衆のため(結果的にはそうなりましたが)ではなかったでしょう。支配権の争いですから血で血を洗う宗教戦争が起きてしまったと思ってます。
というのが、学生時代、渡辺一夫さんの問題提起「寛容はどうしてその改革理念から生まれてこないのか」というのを考えたときに、自分なりに出した結論です。宗教改革とは心の改革ではなく、単なる支配権争いであると。
Commented by London Caller at 2017-04-03 05:03 x
>ヘンリー8世の離婚問題

そうなんですね。
ローマ・カトリック教会がダメだと言われて
しょうがないなあ〜ヘンリー8世は自分の教会を作ったんです!あはは〜
でも残念ながら、多くの歴史があるカトリック教会や修道院など破壊されました。

>「1000日のアン」

私はまだです。でも「The Tudors」というドラマがあります。^^;アン?2番目のアンですね。4番目のアンの物語、つまらないですから。あはは!

>スコットランドの独立は彼女のパッションなんでしょうね。
実は私はスコットランドに独立にあげてほしいです。^^;
そうそう〜バイバイ、スコットランド!^^
知っていますか?スコットランド人はスコットランドの大学で授業料ははらいません!!
はい、全部無料です!でもイングランド人とかウェールズ人などスコットランドの大学で授業料をはらうのが必要です。とても不公平な制度でしょうね。
今度イングランド人は自分の国でまるで二流市民みたいです。あはは〜ドイツではこんなに不公平な制度はないでしょう。
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 05:29
iwamotoさんも「1000日のアン」の映画を見られたのですね。
姉によく連れられて洋画を見に行っていたのですが、
あの映画を映画館で初めて見た時はまだ小学生で、衝撃を受けましたよ。
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドの美しさが印象的でしたが、
ヘンリー8世、なんちゅうやっちゃあと思ってね(笑)
離婚させられるキャサリン・オブ・アラゴンを イレーネ・パパスが演じてましたね。
イレーネ・パパスはこの映画の数年前にギリシャの作家ニコス・カザンザキスの小説の
映画化された「その男ゾルバ」に出演してましたが、印象的な女優で気に入っています。
彼女、なんと今90歳なんですって。
アンソニー・クインがゾルバを演じていますが、この映画ご存知ですか。
日本ではあまり知られてないかもしれませんね。ドイツに渡った頃、
小さな映画館でよく上映されていて人気がありました。
ハーマンズ・ハーミッツ? 知りませんけど、
「ヘンリー8世君」というヒット曲があるのですね。

London Callerさんは日本語がお上手で感心しますよね。
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 05:39
黒顔羊さん、このTシャツ、いいでしょ。ドイツ的ユーモアというか。
日本では宗教改革なんて、中学や高校の世界史のテストが終わったら、
もう脳裏から消えてるかもしれませんが、キリスト教の歴史が
長い欧州では、最近では教会離れしているとはいえ、
70年代あたりまではいまだにカトリックとプロテスタントが
もめてましたもんね。
結婚する時でも、相手が別の教派だったら、特に保守的な田舎だったら、
反対されたりしたそうですよ。
欧州の歴史では宗教改革というのは宗教の領域に限らず、
政治的にも大きな波紋を引き起こしましたよね。
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 06:18
Cakeaterさん、ルターの時代、16世紀というのは
教会は堕落しきっていて、本当暗黒時代、教会が異端者と
決めつけた人たちはことごとく残虐に弾圧されていた時代です。
そういう時代に体を張って教会に抗議したルターというのは
とても勇気のある人物に思えます。
一歩誤れば異端審問にかけられて他の多くの犠牲者のように処刑されたことでしょう。
庇護する側にもそのリスクは大きく、ネットワークの力が
かろうじてルターの救いになっていたのでしょうが。
多くの民衆が文盲だったというのは正しいですが、それでも、
まずは読み書きのできる階級だけでも聖書の内容の真理を
知るべきだと、ルターは翻訳するアンビションを抱いたのでしょうね。

>城主たちでも、読めないものがいっぱいいたのは、現在の日本の歴代首相とか
某大国大統領みたいなのがいるわけですから、まちがいない。

あはは、そうかもしれませんね。

>宗教改革とは心の改革ではなく、単なる支配権争いである

追従したそういう階級にある者には支配権がモチベーションに
なってた人もいるでしょうが、必ずしも、そういう人たちだけではなかったと思います。
信仰がモチベーションになっていた人もいたことだろうと思います。
それがどういう結果を引き起こしたかはまた別の問題になりますが。
Commented by yuta at 2017-04-03 06:30 x
おはようございます
面白いTシャツですね
こういうセンスすきですよ^^
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 06:43
London Callerさん、ヘンリー8世が起こした
イギリス国教会には「1000日のアン」のイメージが
大きくてですね(笑)、ちょっと偏見を持ってるかも。
どういう教派なのか内容をあまり知らないので、
時間のある時にでもちょっと調べてみます。
ヘンリー8世は歴史的価値のある教会や修道院も
破壊しちゃったのですね。
London Callerさんがアップされた古い時代の
荘厳な教会は幸い残されていたのですね。

ヘンリー8世には6人の王妃がいたそうですね。
その内もう1人アンがいたのですね(^_^;)
なんちゅうやっちゃあ(笑)

正直、イギリスやスコットランドについて事情をあまりよく知らないのですよね。
だからどのように答えればいいのか。。
イギリスには他にもウェールズや北アイルランドも属していますし、
アイルランドとの関係も深いのでしょう?
色々複雑で、それらが政治的にどのように絡み合ってるのか、
ちょっと見ただけでは、よく把握できないですね。
大学だけではなく、色んな分野で制度も色々異なってるんでしょうね。
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 06:47
yutaさん、おはようございます。
こちらはこれから寝るところですが。
ルターのTシャツを着ているバッハ、面白いでしょ。
広告塔を見ていたら、時たま、
これはグッドアイデアだ!と思えるものがあります(笑)
また面白いのを見つけたらアップしようと思います。
Commented at 2017-04-03 14:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 14:43
鍵コメさん、私も初めて知ったところです。
本当残念ですよね。
でも時折元気なお声も聞けそうなので、
寂しいですけれど、それを楽しみに待ちましょう!
でもお気持ちもよく分かるのですよ。
私も何度も潮時かなと思ったことはありますので。
鍵コメですので、あまりたくさん言葉は書けませんが、
鍵コメさんのがっかりされるお気持ちもよく分かりますよ。
by sternenlied2 | 2017-04-02 05:03 | 街角 | Comments(14)

木陰のアムゼル3号庵にようこそ。長年ドイツで暮らしています。日常や旅の中で出会ったものたちに感謝を込めて。


by sternenlied2