政府代表部という名のレストラン

以前アップしたガラス張りの銀行の1階の端にはIchibanという和食レストランがあるのですが、もう一方の端に Ständige Vertretung シュテンディゲ フェアトレートゥング、訳すと、政府代表部という名前のユニークなレストランがあります。元の店はベルリンにあって、政府代表部というのは1974年から東西ドイツが再統一された1990年までベルリンの東ドイツ側にあった西ドイツの政府代表部に因んで名付けられています。店内の壁一面に政治家達のユニークな写真やカリカチュア等が飾られていて、シュールで面白いムードが漂っている人気のある店なのですが、元首相だったシュレーダーが自分の住んでいるこの町ハノーファーに呼び寄せたのだとか。彼の言葉に、「私のニューヨークはハノーファーだ」という言葉があるそうです(笑)

このレストランには数年前に一度だけ入ったことがあるのですが、先日の夕暮れに湖畔を散歩した後でお腹が空いてきたので軽食を食べに入りました。私達はスープだけを注文しましたが、この店の名物はでっかいソーセージの料理です。30cm程ありそうなソーセージがこれまたたっぷりのフライドポテトと一緒に大皿からはみ出さんばかりにのってます。どんな大きさかというと店のHPに写真が載ってますよ⇢Ständige Vertretung Currywurst カリーヴルスト(カレーソーセージ)と呼ばれるケチャップのようなソースとカレー粉をふりかけたソーセージです。ドイツ南部ではこの手のソーセージ料理はあまり見かけませんが、ハノーファーの軽食スタンドではカリーヴルストをよく見かけます。もちろん Ständige Vertretung のよりかなり小さいサイズですが。カリーヴルストはシュレーダー元首相の好物だそうです。カリーヴルストの発祥地はベルリンだそうです。ドイツの北部やルール地方で人気のあるファーストフードのようです。

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政治家であありませんが、なぜか現代美術家のヨーゼフボイスの写真も
デーンと壁の中央に飾られています。社会活動家だったからかしら。
ツーリストにも人気があるらしく、中国人のツーリストを何人か見かけましたね。
ここの店はガイドブックに載ってるのかもしれません。

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トイレへと続く入り口のドアには張り紙がされていて、
「ストップ! 国境です。通過禁止」と書かれてます(笑)

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通路の壁にもヨーゼフボイスの写真が。

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Commented by Cakeater at 2017-04-03 20:34 x
Ice Cream and Sundaes のハノーファ生まれのチェーン店なんですねえ。アジアではシンガポールまで進出してきてるようだから、そのうち、Tokyoにも出てくるかも。
ジェラートショップって、東京じゃ、どんな店でも、婦女子で列ができてます。コーヒーショップと缶コーヒーがコンビニコーヒーに押されてピンチらしいけど、アイス関係はコンビニとは別のおしゃれ感覚で売ってるからまったく影響ないんでしょうね。
それにしても客層が日本とは全然違いますねえ。腹の出たおっさんたちもいっぱいいるようだし。haha
Commented by sternenlied2 at 2017-04-03 22:02
Cakeaterさん、Ice Cream and Sundaes?? ハノーファ生まれのチェーン店?
もしかして、このコメント、次の記事に書こうとされてたのが、
誤ってこちらの記事に送信されてしまったのかしら。
次の記事に載ってるGiovanni L.はアイス・カフェ で、ハノーファー生まれですが、
Ständige Vertretungは居酒屋風レストランで、生まれはベルリンですよ。
ノンアルコールの飲み物も売ってますけど、ケルシュと呼ばれる
ケルンで醸造されているビールが特に売り物なんですよ。
なので腹の出たおじさま達もたくさんいます(笑)
別の名前だった元店は東西ドイツ再統一前の首都だったボンにあったらしいのですが、
再統一で首都がベルリンに移ったので引っ越してきたらしいです。

Giovanni L.はシンガポールやアラビアにも進出してるのですね?!
ドイツでアイスといえば、イタリアンアイスが好まれてるんですよね。
日本はどうかしら。シンガポールまで行ってるんだったら、
日本までたどり着けそうですね、LさんとGiovanni君の磁力に引かれて(笑)
Commented by Cakeater at 2017-04-03 23:21 x
カリーヴルストのリンクたどって、おお、何たるポテトの量と驚きました。テーブルのセットから見て、これは一人分。プラス、このポテトに見合うビールの量・・・・20年前の自分ならなんとか食べきれそうだけど。
偶然昨日、デイリーミラーの電子版でイギリスのカリー料理の起源という記事を読んで、シャーロックホームズの下宿先のカリー料理の話が出てくるのは、なんの話だったかと全集をめくりまくってたんです。ドイツでのカリー料理ってのはいつ頃からなんでしょう。オランダ経由で入ってるのかなあ。ソーセージにケチャップとカリーパウダーをまぶしてという発想はすごいなあ。
フレッシュネスバーガーで試してみるかな。あそこは、ケチャップもマスタードもお好みでと、ハンバーグは素のままでハンバーガーを出してくるから、カリーパウダーさえ持っていけば試せる。haha
Commented by sternenlied2 at 2017-04-04 00:46
Cakeaterさん、通常のソーセージ屋台やレストランで売ってるのはこれほどジャンボサイズじゃないですよ。Ständige Vertretungで私たちはこれを注文したことがありませんが、いつか二人で一皿を注文してチャレンジしてみる積りです^^ 近くのテーブルでスマートな若い女性が一人で注文してましたよ(^_^;) でもマイアミやその近辺に行ったことがありますけど、アメリカの料理のサイズのでかさにも驚かされました。軽く食べたいと思ってサンドウィッチを注文したら、大皿に2つでっかいサブウェイ風のサンドウィッチがのっていて、この Ständige Vertretungのに負けないほどのフライドポテトがどっさり付いてて、見ただけでお腹が一杯になりましたよ。でもあそこで何を注文しても、フライドポテトがどっさり付いてるんですよね。

カリー料理の話を探すのにシャーロックホームズ全集をめくりまくっていた?! すごいど根性ですね(笑)ドイツでインド料理のレストランができたのはそれほど古い時代じゃないですね。80年代まではあまり見かけることがなかったでしょうね。ヨガの普及と共にインドのレストランもポツポツと登場するようになりました。カレー粉はスパイスとしてあったようですが、夫の祖母なんて、ドイツ語読みで、クリーと呼んでましたよ。私、それが一般的なドイツ語読みかと思って、カレー粉のことをクリーと呼んでたのですが、後でそれは夫の祖母だけがそう呼んでるのだと分かりました(笑)

カリーヴルストって1949年にベルリンでソーセージの屋台をやってた女性が発明したそうですよ。イギリス軍の兵士からケチャップやウスターシャーソースやカレー粉等の材料を仕入れてたそうですが、雨で客が来なかった日に退屈しのぎで材料を混ぜたソースを作ってカリーヴルストが誕生したのだとか。ベルリン市街を再建する建設労働者の間で人気を博するようになって、広まっていったそうです。カリーヴルストの発売60周年を記念してベルリンに2009年にカリーヴルスト博物館ができてます(笑)↓フランス語でも英語でもどちらでも読めるようになってますから、お好きな方を^^ 右の上方に変換ボタンがついてます。

http://currywurstmuseum.com
by sternenlied2 | 2017-04-03 07:06 | 街角 | Comments(4)

木陰のアムゼル3号庵にようこそ。長年ドイツで暮らしています。日常や旅の中で出会ったものたちに感謝を込めて。


by sternenlied2