復活祭の花

と言っても、私が個人的に選んだ花ですが。復活祭の花として泥の中から清らかな花を咲かせるロータスを選びました。聖金曜日には午前中快晴だったので、植物園に行ってきました。また新しい花が生き生きとたくさん咲いていて、花を見ながら巡っていると、新鮮な息吹で心身満たされるような心地でしたよ。またたくさん花の写真を撮りましたので、追ってアップしていきたいと思います。ロータスはまだ季節外れなのですが、写真のロータスは植物園の温室の中で1輪だけ咲いていたのをパチリしました。


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イースター、復活祭というのはキリストの磔後の復活を祝う日ですが、その日付というのはキリストの誕生日とされているクリスマスと同様に知られておらず、誕生の日が象徴的に冬至を過ぎて光の力が増してくる時期に定められているのと同じように、復活祭の日も象徴的に春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に決められています。なので移動祝日で毎年日付が変わるのですが、今年の復活祭は4月16日となります。

ロータスを復活祭の花としてアップしようと選んだ時は知らなくて、調べていて分かったのですが、何と古代エジプトではロータスは永遠の再生と復活を象徴する花だったらしいです。神殿の柱にもよく再生復活を象徴するロータスがモチーフにされていたそうです。ロータスは太陽が昇っている時に開花し、花の形状が放射状になっているので、古代エジプトでは太陽を象徴する花でもあったらしいです。ロータスは花の中に太陽を生み出したと言われ、太陽神ラーはロータスから生まれました。エジプトの神話にはネフェルトゥムという頭上にロータスの花を咲かせている神もいます。来世で無限の命を与える再生の神だそうです。古代エジプトの神話や宗教は色々なシンボルで表現されていますが、キリスト教と古代エジプトの宗教は一見繋がりがないように見えて、奥深いところでは繋がっているところもあって面白いです。キリストも象徴的に太陽の光と同一視されていますし、復活も重要なキーワードですしね。


復活の神ネフェルトゥム

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キリストの誕生日だけでなく、死を克服して復活したとされる復活祭の日もキリスト教徒にとっては意味のある日で、ドイツではそれほどでもないですが、一度復活祭の時期にギリシャに行った時に復活祭が積極的に祝われているのを見かけました。ドイツで復活祭の日には実際どんな風に祝うのかというと、まだ信心深かった昔には色々と宗教的な行事もあったことでしょうけど、多くの人がクリスチャンでも宗教離れしている今日では一般的には特に宗教的に祝うことはないです。教会では復活祭の特別なミサや信者の為のイベントを催しているのでしょうけど。ただ昔からの風習でお祭り気分で色付けたり模様を描いた玉子を若枝の束に吊るしたイースターツリーやウサギ等のイースターグッズを飾って、身内や友人達と集まってご馳走を食べたりするくらいですね。チョコレートを贈り合う風習もありますし、子供がいれば、前にも書いたように、ゆで玉子やチョコレートを盛った籠を家の中や庭に隠して探させる風習があります。大抵の人は昼食にご馳走を作るのですが、夫の実家では祖父の故郷の伝統でイースターの特別な朝食を食べてました。どんな朝食なのかというと、以前の記事にアップしています⇢イースターの朝食


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by sternenlied2 | 2017-04-16 00:10 | 季節

木陰のアムゼル3号庵にようこそ。長年ドイツで暮らしています。日常や旅の中で出会ったものたちに感謝を込めて。


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