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コローニア・ビーチの崖道

ある日の輝かんばかりに美しい朝の9時頃コローニア・ビーチに散歩にやってきました。この時間帯にはまだ人はあまりいなくて、ビーチカフェで準備してる人か、他に見かけたのは、ビーチの端にある崖の岩に脱力したようにぼーっとした表情でもたれて砂浜に直接に座っていたアフリカ人の若い男性1人と、その後ろの崖道から下りてきたイタリア人の男性1人だけ。イタリア人の男性はスマホを私に渡して写真を撮ってくださいと頼むので、崖と海をバックに写真を撮ってあげました。一見ここの崖は登るのには険しそうで、道なんか付いてないと思っていたのですが、前の日にも子供連れが歩いていくのを見かけましたし、この朝にはまた1人歩いてるのを見かけて、道があるのだと分かりました。夫を誘って、私達も崖の上を歩いて行くことにしました。

下から見上げた崖。
フレンドリーな白い雲も誘ってますしね。

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崖からの眺めはなかなか壮観。
この日は波の高い日でした。

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眺めは素晴らしかったのですが、ひとつ妙なことがありまして。。私達が崖に立って見下ろしていたら、先程まで砂浜で崖の岩にもたれていたアフリカ人が立ち上がって、私達のあとをつけるように崖を登ってきたのですよね。おや?と思って様子を伺っていたのですが、そのアフリカ人は私達の後方の道を通り過ぎて先へ先へと進んで行くようだったので、ひとまず安心していたのですよ。

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アフリカ人がもう遠くに行ったであろうと見込んで、私達も先へ進んでいきました。

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途中の眺めも素晴らしかったです。
ここの小さな入江には5人程イタリア人の若者が
マットを敷いてビーチパラソルも立てて楽しんでいました。
通り過ぎる時にサルヴェ(こんにちは)と挨拶してくれました。

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更に先を進んで行き、藪に挟まれた細い道を通る時に、バサバサっと木の枝を切り落とすような妙な音が直ぐ近くの木の辺りで何度も聞こえてきてギョッとしたのですが、木の中を伺っても何も見えませんでしたし、何か猿か獣がいるのかしらと不安になって、少し後を歩いてきた夫に、何かいるよと言ったら、夫は藪の方を見てましたが、ハローと言って通り過ぎていきました。後で夫に誰かいるの?って聞いたら、さっき見かけたアフリカ人がいたと言ってました。藪の中に色々物を置いて、そこに住んでるようだったと。辺りには人っ子一人いない鬱蒼と茂ったところで不安になりましたよ。誤解がないように書いておきますけど、アフリカ人だから危険というわけではないのですが、藪の中から聞こえてきたバサバサっと木の枝を切り落とすような音は尋常ではなく、ナイフを持っているのではという不安がよぎりまして。引き返すか先へ進むかちょっと迷いましたが、引き返すのには距離が長くて、不安ながら先を進むことにしました。焦りながら先を進んで行くと、しばらくしてやっと視界の広がったところに出て、ゴルフ用具を身につけた人も数人見かけて、ホッとしましたよ。

その近くでゴルフ場に沿った道も見つけ、大分遠回りになりそうだったけど、そこの道に沿って進むと、ホテルが並んでる地区へとやってきました。どこにいるのかまだ分かりませんでしたが、このホテル群は浜の近くの小高い所に建っていたあのホテルに違いないと見当をつけて、ここをぐるりと廻って行くと、車を駐車したコローニア・ビーチへとたどり着けられるだろうと進んで行きました。その内よく過ごしていた2km程のビーチに車で向かう途中で通った見慣れた景色が見えてきて、時々車で買い物に向かっていたスーパーも見えてきて、スーパーで道を尋ねると、歩いて10数分程でコローニア・ビーチにたどり着けるということで、教えられた道の方へと向かいました。途中、道の両側には背の高い葦が茂っていて、人通りもなくて、この道で合ってるのかしらと心細く歩いていたのですが、フラミンゴのいる大きな池が見えてきて、安心しました。その道は池にずっと沿ってコローニア・ビーチへとたどりつける道でした。思いがけない冒険でしたね。ああ、冷や汗かいた、あんな体験繰り返したくないですね。旅行に行く前に、山の中には単独で行くな、グループツアーに参加して行けとアドバイスしてくれていたイタリア人の友達もサルデーニャでサーバイブできたようで嬉しいと言ってました(笑)

by sternenlied2 | 2017-07-26 00:51 | 旅(国外)

木陰のアムゼル3号庵にようこそ。長年ドイツで暮らしています。日常や旅の中で出会ったものたちに感謝を込めて。


by sternenlied2